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鉄錆の塗装を新しくするための実践的アプローチ:効果的な下地処理と塗料の選び方
2025.07.16
コラム

DIYを愛好する家庭用ユーザーの皆さん、鉄部のサビに悩まされていませんか。
サビが進行している鉄部を効果的に塗り替えるには、適切な下地処理と塗料選びが欠かせません。
本記事では、鉄部の塗り替えにおける下地処理の重要性と手順、そして長期的な保護を実現する塗装の選び方をご紹介します。
これらの知識を活用することで、美しく耐久性の高い鉄部の仕上がりを得ることができるでしょう。

鉄の塗装の下地処理の重要性と手順
サビが発生している鉄部を塗り替える際、適切な下地処理が成功の鍵を握ります。
以下の手順に従って、入念に下地処理を行いましょう。
1:サビの除去
ワイヤーブラシ、サンドペーパー、ディスクグラインダーなどを使用して、表面のサビを徹底的に除去します。
鉄の素地が見えるまでサビを落とすのが理想的です。
ワイヤーブラシは力強くこすり、サンドペーパーは細い部分に巻きつけて使用します。
広い面積や腐食が進んだ箇所はディスクグラインダーが効率的です。
2:サビ止め塗料の適用
サビを除去した後は、防錆塗料を下塗りします。
これにより、上塗り塗料の密着性が向上し、塗膜の長持ちが期待できます。
部分的な拾い塗りではなく、全体に塗布するのがおすすめです。
3:鉄部用塗料の塗布
サビ止め塗料が乾燥したら、仕上げに鉄部用塗料を上塗りします。
油性塗料が一般的で、豊富なカラーバリエーションから選択できます。
塗料のタレを防ぐため、ハケで丁寧になじませることが大切です。
サビテクトのような下塗りと上塗りが一度にできる塗料を使えば、作業工程を短縮できます。
ただし、塗装前の下地処理は手を抜かずに行うことが肝要です。
錆の進行を抑えるために:選び抜かれた塗料で鉄部を保護
サビの進行を抑えるには、耐久性の高い塗料選びが重要です。
塗料の特性を理解し、適切な選定基準を設けることで、長期的な鉄部の保護が可能になります。
1:リン酸系の下地調整剤
リン酸を主成分とした下地調整剤は、鉄とリン酸が反応してリン酸塩の皮膜を形成し、赤錆の発生を抑制します。
既に発生しているサビにも効果を発揮するため、塗装前の処理として有効です。
2:防錆顔料を含む塗料
防錆塗料には、サビの進行を止める効果ではなく、サビの発生を防ぐ効果があります。
アルカリ性の塗膜を形成し、腐食反応を抑える製品が主流です。
エポキシ系の塗料は、接着性にも優れています。
3:酸素と水を遮断する塗料
ビを封じ込める塗料は、サビに浸透して固化し、酸素や水の侵入を防ぎます。
ただし、過去の塗り替えで防錆効果の低い塗料が使用されている場合や、気泡などから水や酸素が侵入している場合は、効果が限定的になる可能性があります。
塗料の選定に際しては、各製品の特性を見極め、自宅の鉄部の状態に合わせて最適なものを選ぶことが賢明です。
まとめ
本記事では、サビが進行している鉄部を効果的に塗り替える方法として、下地処理の重要性と手順、そして適切な塗料選びのポイントを解説しました。
サビを徹底的に除去し、防錆塗料とカラー塗料を丁寧に塗布することで、鉄部を長期的に保護できます。
また、リン酸系の下地調整剤や防錆顔料を含む塗料、酸素と水を遮断する塗料など、目的に合わせた塗料選びが肝要です。
これらの知識を活かして、DIYを愛好する皆さんが自宅の鉄部を美しく蘇らせることを願っています。
大東市で塗装を検討している方は、ぜひご相談ください。