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夏の強い日差しが続く時期、外壁の表面温度は想像以上に上昇することがあります。
特に直射日光を受ける箇所では、かなりの高温になることも想定されるため、建物の防水性や気密性を担うコーキング材が、その熱に耐えられるのか、あるいは溶けてしまわないかとご心配になるかもしれません。
建物を長持ちさせるために不可欠なコーキング材が、夏の暑さに対してどのような性能を発揮するのか、その耐熱性について詳しく解説していきます。

コーキング材と夏の高温の関係

通常の使用温度域では溶融しない

コーキング材は、建築材料として屋外など多様な環境下で使用されることを前提に開発されており、一般的な温度変化に対応できるよう設計されています。
夏の屋外、例えば日差しの強い日の外壁表面温度が60℃から70℃程度に達したとしても、これは多くのコーキング材にとって想定内の「通常の使用温度域」に含まれると考えられます。
物質が固体から液体へと状態変化する「溶融」という現象は、この温度範囲では通常起こりません。
コーキング材の主成分である合成ゴム系のポリマーが、この温度で分解・液化するわけではないため、見た目上、溶けて流れ出すような心配はほとんどないと言えます。

高温による劣化や変形の可能性はある

ただし、コーキング材が「溶融しない」からといって、高温による影響が全くないわけではありません。
長期間にわたって極端に高い温度にさらされ続けたり、想定を超える異常な高温環境に置かれたりした場合、コーキング材の物性が変化する「劣化」や「変形」が生じる可能性は否定できません。
具体的には、ゴムとしての柔軟性が失われ硬化したり、表面に細かいひび割れが発生したり、変色が進んだり、さらには本来持っている接着力が低下したりすることが考えられます。
また、一部の材料では、高温によって軟化しすぎたり、わずかに膨張したりといった変形が見られるケースも報告されています。
これらの変化は、コーキング材本来の防水性や気密性を損なう原因となりうるため注意が必要です。

コーキング材の耐熱限界は何度か?

シリコンコーキングの耐熱温度は何度

住宅の外壁などで最も一般的に使用されているコーキング材の一つに、シリコンコーキングがあります。
このシリコンコーキングは、一般的に非常に優れた耐熱性を持っており、多くの製品で-40℃程度の低温から、150℃程度までの高温にまで耐えることが可能です。
したがって、夏の屋外で外壁表面が60℃〜70℃に達したとしても、シリコンコーキングは問題なくその性能を維持できると考えられます。
冬場の厳しい寒さにも対応できる汎用性の高さも、シリコンコーキングが広く普及している理由の一つです。
ただし、製品のグレードや配合されている添加剤の種類によって、耐熱性能には多少の幅があるため、正確な耐熱温度については、使用する製品のメーカーが提供する仕様書などを確認することが推奨されます。

コーキング材別耐熱温度比較

コーキング材にはシリコン系の他に、アクリル系、ウレタン系、変成シリコン系など、様々な種類が存在し、それぞれ耐熱温度にも違いが見られます。
例えば、アクリル系コーキング材は一般的に-10℃から80℃程度、ウレタン系コーキング材は-20℃から90℃程度、そして変成シリコン系コーキング材は製品にもよりますが、概ね-30℃から90℃程度が目安となることが多いです。
これらと比較すると、シリコン系コーキング材(-40℃〜150℃程度)が、より広い温度範囲に対応できる、高い耐熱性を持つ傾向にあることがわかります。
外壁のように、夏場の高温や冬場の低温といった厳しい環境にさらされる箇所に使用する場合は、シリコン系や、耐熱性に優れた一部の変成シリコン系コーキング材が適していると言えるでしょう。
しかし、これらの数値はあくまで一般的な目安であり、実際の製品の耐熱限界は異なるため、必ず個別の製品仕様を確認した上で、用途や設置環境に最も適したコーキング材を選択することが重要です。

まとめ

夏の屋外環境における60〜70℃程度の温度では、多くのコーキング材が直接溶融することはありません。
これらの温度は建材としての一般的な使用範囲内ですが、長期間の高温曝露や異常な熱は、硬化、ひび割れ、接着力低下といった劣化や変形を招く可能性があります。
特にシリコンコーキングは、一般的に150℃程度までの耐熱性を持つため、夏の暑さに対しては比較的安心できる素材と言えます。
コーキング材の種類によって耐熱限界は異なるため、建物の状況や想定される環境に合わせて最適な素材を選択することが、長期的な建物の保護につながります。

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