2025年07月17日
外壁塗装でモカベージュを選ぶべき理由とおしゃれな配色の秘訣
ブログBlog
外壁塗装における仕上がりの美しさと耐久性は、下地処理と、それに使用される下塗り材の選定および施工方法に大きく左右されます。
特に、意匠性塗材として人気の高い「ジョリパットフレッシュ」を美しく仕上げるためには、その下地となる部分への適切なアプローチが不可欠です。
指定されている下塗り材「セーフシーラーJS-800」を効果的に活用し、想定される様々な状況に対応しながら、確かな塗装技術を実践していくことが重要となります。
今回は、ジョリパットフレッシュの下塗り工程における基本施工方法から、失敗を未然に防ぐための具体的な注意点までを、セーフシーラーJS-800を中心に解説していきます。
セーフシーラーJS-800は、コンクリート、モルタル、ALCパネル、軽量気泡コンクリートパネル、硬質塩化ビニル、そして各種旧塗膜といった幅広い下地に対して優れた浸透性と密着性を発揮する水性カチオンシーラーであり、ジョリパットフレッシュの下地調整材として推奨されています。
施工に際しては、まず塗装対象となる壁面を清掃し、埃、汚れ、油分、コケなどを完全に除去するとともに、付着している脆弱な塗膜などを除去して、平滑で清浄な状態を確保することが極めて重要です。
下地が十分に乾燥していることを確認した後、セーフシーラーJS-800を攪拌棒などで十分に撹拌し、必要に応じて指定された希釈率に従って清浄な水で希釈します。
準備が整ったら、刷毛、ローラー、または吹付け機を用いて、下地に均一に塗布していきます。
特にローラーや刷毛を用いる場合は、塗料溜まりや塗り残しが発生しないよう、一定の方向に丁寧に塗り広げることが肝要です。
セーフシーラーJS-800の標準的な希釈率は、通常、塗装する素材や下地の状態に応じて、清浄な水で2~10倍程度に希釈されますが、各製品の適用箇所や仕様書で推奨される希釈率を必ず確認し、その指示に従うことが絶対条件となります。
例えば、吸い込みの激しい下地には濃いめに、旧塗膜面などには薄めに希釈するといった調整が求められます。
希釈する際には、指定された水以外の溶剤を絶対に混入させず、計量した水とシーラーを均一になるまで十分に攪拌することが、塗料の性能を最大限に引き出すために不可欠です。
標準的な塗布量は、希釈後の塗料液量で1平方メートルあたり約0.1~0.3リットル(1平方メートルあたり約100~300ml)が目安となりますが、これも下地の吸い込み具合や表面の粗さによって変動するため、一液で塗り潰そうとせず、状態を見ながら適切な量を判断する必要があります。
塗布量が少なすぎると下地の吸い込みムラや塗膜の密着不良を引き起こし、多すぎると乾燥不良や後続塗膜との密着性低下、あるいは表面の光沢ムラなどの原因となり得るため、適正な塗布量を守ることが仕上がりを左右します。

外壁表面に見られるヘアクラック、すなわち髪の毛のように細いひび割れは、放置すると雨水の浸入を招き、建物の構造的な劣化や、後続の塗装工程における塗膜の剥離・膨れの原因となるため、下塗り工程に進む前に必ず適切な処理を施す必要があります。
ヘアクラックの補修には、まず、ひび割れ内部に付着した埃やゴミをブラシやエアブローなどで除去し、清浄な状態にします。
その後、ひび割れの幅や深さに応じて、弾性フィラーやシーリング材、あるいは専用の微弾性補修材などを充填、または塗布して、ひび割れを埋め込み、平滑な状態に仕上げます。
補修材が完全に乾燥した後、必要であればサンドペーパーなどで表面を研磨し、平坦に整えます。
この補修箇所が「セーフシーラーJS-800」の密着を妨げないよう、補修材の選定と乾燥・硬化の確認が重要となります。
ただし、構造的な要因による大きなひび割れや多数のひび割れが認められる場合は、塗装による表面的な補修だけでは根本的な解決にならない可能性があり、専門家による診断と、より高度な補修工法の検討が必要となることもあります。
セーフシーラーJS-800およびその後のジョリパットフレッシュの塗装作業においては、適切な気温と湿度の管理が極めて重要であり、指定された施工環境条件を遵守しない場合、塗膜の性能低下や早期劣化に繋がる可能性があります。
一般的に、セーフシーラーJS-800の塗装に適した気温は、5℃以上、そして35℃以下という範囲が推奨されます。
特に、気温が5℃を下回るような低温環境下では、塗料の乾燥・硬化が著しく遅延したり、凍結による性能低下を引き起こしたりするリスクが高まります。
逆に、35℃を超えるような高温環境下では、塗料が急速に乾燥しすぎてしまい、刷毛塗りやローラー塗りの際に塗膜の伸びが悪くなったり、ムラが発生しやすくなったりすることがあります。
また、湿度が高い環境、特に85%を超えるような状況下では、塗料の乾燥不良を招きやすく、カビや藻の発生を助長する原因ともなり得ます。
雨天時や、雨が降りそうな悪天候の日、あるいは壁面に結露が発生しやすい早朝や夜間などは、塗装作業を避けるべきです。
これらの気象条件においては、塗料の性能が十分に発揮されないだけでなく、仕上がりの美観を損ねる原因ともなるため、作業計画を立てる際には、天気予報を十分に確認し、最適なコンディションでの作業を心がけることが肝要です。
ジョリパットフレッシュの外壁塗装を成功させるためには、下塗り工程における「セーフシーラーJS-800」の正しい理解と適用が不可欠です。
適用可能な下地を確認し、指定された希釈率と塗布量を厳守すること、そして丁寧な塗布手順を踏むことが、塗膜の密着性と耐久性を確保する上での基本となります。
さらに、ヘアクラックのような下地の不具合に対しては、適切な補修処理を施すことが、塗膜の剥がれや漏水を防ぐために極めて重要です。
また、施工に適した気温・湿度条件を見極め、悪条件での作業を避ける判断力も、美しい仕上がりと長期的な品質維持のためには欠かせません。
これらの下塗り工程における細やかな配慮と丁寧な作業が、ジョリパットフレッシュならではの意匠性を最大限に引き出し、建物を美しく保護する基盤となるのです。